東京都足立区で「桜会病院」(140床)と「あだち共生病院」(30床)を運営する医療法人財団桜会は12月19日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。帝国データバンクによると、今年3月現在の負債総額は約43億5900万円。桜会によると、病院の運営は継続し、自力での再建を目指す。また東京都は、患者や職員に混乱が起きないよう、状況を見守りながら必要に応じて対応する方針。関係者の話では、現時点で患者や職員に混乱は生じていないという。桜会は経営不振に陥った旧「尾竹橋病院」を再建するため、1992年7月に開設された。